突然お兄様に呼び出されて向かったのは、デパートのアクセサリー売り場。
「クリスマスにプレゼントを贈りたい娘がいるんだけど、
どんなのを贈っていいのか分からないから、見立ててくれないか?」
……なんて。
私を差し置いて、他の娘にプレゼントを贈るだなんて、
嫉妬……というか、悲しくなってきちゃう。
でも、お兄様のはとても真剣そうだったから、
私もつい親身になってしまって。
だって、ヘンなモノを贈って、その娘にガッカリされたりフラれたりしたら、
悲しむのはお兄様だし……。
「ありがとう、助かったよ。やっぱり咲耶につきあってもらって良かったよ」
って、お兄様からお礼を言われたら、それだけで嬉しくなっちゃった。
兄から頼られる妹っていうのも悪くないじゃない?
……けれど。
もし、お兄様からその娘を紹介されたら、私、良い妹でいられるかな?
ううん、偶然街でお兄様とその娘が二人でいるところを見かけたりしただけでも、
私、平気でいられかも……。
そしてイヴの日……。
お兄様から「会いたい」ってメールが来て。
いつもなら嬉しくて飛んでいきたい気分なのに……。
あの娘とうまくいったのかな? それともダメだったのかな?
……どっちにしても、顔を合わせづらいな……。
約束より15分遅れて来た私に、お兄様が差し出したのは、
先日私が選んだプレゼント……?
「こんなサプライズも悪くないだろ?
やっぱり本人に選んでもらうのが最良だし」
騙したのねって抗議しても、
プレゼントをあげたい娘がいるって言っただけで、嘘は言ってないぞって。
もう、お兄様、ゼッタイ許さない!
罰として、今日は一日ずっと離さないんだから、覚悟しなさいv
・:*:・°’★、。・:*:・°’☆
12/21の26時です。今さらUpしても見てもらえるのかなぁ?
今日のアピールはシンプルです。